20/07/14 16:00~20/07/21 15:59   配信

待機中
映画『ぼくらのさいご』
監督 石橋夕帆  / MC 松崎まこと  / Asst. 新垣智江
//非会員の場合

コメント

コメントするためには会員登録が必要です

[WPCR_SHOW POSTID="585" NUM="5" PAGINATE="1" PERPAGE="5" SHOWFORM="0" HIDEREVIEWS="0" HIDERESPONSE="0" SNIPPET="" MORE="" HIDECUSTOM="0" ]

作品情報

石橋夕帆(監督)

2015年、監督作品『ぼくらのさいご』が田辺・弁慶映画祭コンペティション部門に選出され映画.com賞を受賞、横濱HAPPY MUS!C 映画祭で音楽映像部門最優秀賞を受賞。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭、福岡インディペンデント映画祭など国内複数の映画祭に入選・上映される。2016年、テアトル新宿&シネ・リーブル梅田で開催された田辺・弁慶映画祭セレクション2016で監督作品の特集上映を行う。2018年、MOOSIC LAB長編部門作品として『左様なら』を監督。2019年、映画『左様なら』が大阪アジアン映画祭インディ・フォーラム部門に入選。アップリンク吉祥寺ほか全国20館以上で公開され現在DVDが好評販売中。
ウェブサイト:https://www.yuhoishibashi.com
『ぼくらのさいご』(2015年)
『左様なら』(2018年)
『それからのこと、これからのこと』(2016年)
『atmosphere』(2017年)
『水面は遥か遠く』(2017年)
『フレッケリは浮く。』(2012年)

「ぼくらのさいご」

夏期講習での登校日。悦子のクラスでは“宇宙人が呼べるかもしれない”という話題で盛り上がり、「宇宙人を呼ぶ会」を行う事に。

出演者

監督 石橋夕帆
MC 松崎まこと
Asst. 新垣智江
 
 

QUESTIONNAIRE

1.この映画を撮ったきっかけはなんですか? 大学生の頃に自主制作で映画を撮り始めて、自身の演出の未熟さを痛感しました。そこで脚本上の展開や台詞だけに頼らずに演出できる力をつけたいと思い『ぼくらのさいご』を企画しました。主題歌は佐野千明さんが書き下ろして下さっているのですが、実は私がもともと佐野さんのファンで、佐野さんの音楽の世界観を形にしたいと思い脚本のイメージを膨らませました。佐野さんとは一昨年撮影した長編『左様なら』でもご一緒させて頂いてます。 2.影響を受けた作品・監督はいますか 10代の頃、テレビで一瞬流れた岩井俊二監督の『PiCNiC』の映像を観て「これ日本の映画なんだ!?」と衝撃を受けて映画の世界に興味を持ちました。それから何年か経って、大学3年生で初めて自主映画を撮りました。作風で影響を受けているのは吉田大八監督や沖田修一監督です。 3.普段どんな時にアイディアが生まれますか テレビでニュースを見ている時や電車に乗っている時、街を歩いている時などが多い気がします。自分以外の誰かの生活を感じる時ですかね。人物やキービジュアルなど思い浮かんだ要素を辻褄が合うように組み立てていきます。あとは漫画好きなので、漫画からもかなり影響を受けていると思います。 4.この作品へのこだわりがあれば教えてください 『ぼくらのさいご』は田舎の中学生の何気ない日常を描いた作品です。それは誰かにとってはきっと生きていく上で必要のない、取るに足らない事なのだと思います。私たちが生きている現実はそんなにドラマちっくな出来事で溢れているわけじゃありません。だからこそ日常の中に当たり前のように転がっている「生きていく上で取るに足らない事」を大切に描きたいと思っています。 5.普段の作品へのこだわりがあれば教えてください 「日常」っていう言葉というか感覚を大事にしてます。私は自分の人生を退屈だと思っている節があって。もちろん楽しんではいるんですけど、根底にはそういう感覚があって。自分の人生だけを100%見つめて生きていけないから映画とか漫画とか、そういうフィクションの世界に惹かれます。この平凡でありふれた「日常」を素敵なものだと感じられるような、そういう素敵な変換ができたらいいなと思っています。 6.今回の作品で一番苦労した点を教えてください 自身の監督作品で初の泊まりロケで、それまでの作品より規模が大きかった事もあり「何がなんでも撮り切らなければ」というプレッシャーはありました。現場での演出や指示出しを的確に行えるよう心がけてはいましたが、至らないところだらけだったと思います。スタッフ・キャストの皆様、現地で出会った方々にとても支えられました。 7.今後どのような作品を作っていきたいですか 今後どのようなジャンルの作品を撮ろうとも変わらず「ただそこで生きている人」を描ける監督でありたいと思っています。どのような時代、どのような場所にあっても、人は生きている限りは生きていくという事。そしてその中で生まれる「言葉にできない感情」を大切にしていきたいです。 8.撮影現場について、スタッフ・キャストとのコミュニケーションはどのようにとっていますか? 食事中やセッティングの合間などは積極的にコミュニケーションを取ります。「監督」って世間一般には偉そうなイメージを持たれるかもですが、私は数あるスタッフの中の「監督」っていう役職に過ぎないと思っているので。スタッフ同士もキャストの皆さんとも作品を良くする為のアイディアを対等に出し合っていけたら理想です。(我が儘は言いますが。笑) 9.壁にぶつかった時の乗り越え方を教えてください 状況によりますが、一旦頭を空っぽにします。それから「これくらいでは死なない」と自分に言い聞かせながらもう一度ふんばります(笑)いいアイディアが浮かばない時なんかも無理に考えようとせず、全然関係ない事とかしますね。時間の余裕があれば漫画やアニメをひたすら見まくって現実逃避してます。