

20/12/08 16:00~20/12/15 15:59 配信
作品情報

天野千尋(監督)
短編『さよならマフラー』が シネアスト・オーガニゼーション大阪(CO2)にて上映され、続く中編『賽ヲナゲロ』はPFFに入選。
以降も、数々の短編がPFF、田辺・弁慶映画祭、したまちコメディ映画祭、あいち国際女性映画祭、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭、沖縄国際映画祭など、多数の映画祭にて入賞・入選・招待上映される。
その他、長編『どうしても触れたくない』、BeeTVドラマ『10日間で運命の恋人をみつける方法』、アニメ『紙兎ロペ』の脚本など。
最新作、長編『ミセス・ノイズィ』は東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門に選出され、2020年12月より全国劇場公開。
「フィガロの告白」

出演者




QUESTIONNAIRE
1.この映画を撮ったきっかけはなんですか?
この作品は、元々2012年の「桃まつり」という女性監督のオムニバス企画の1本でした。
「すき」というテーマで短編作品を撮ることになったので、「すき」という言葉そのものが持つピュアな甘酸っぱさや気恥ずかしさを生々しく描きたいと思い、中学生の淡い恋の話にしました。
2.影響を受けた作品・監督はいますか
たくさんいて挙げきれませんが、大好きな1本を挙げるとすればロマン・ポランスキー監督の「水の中のナイフ」です。
3.普段どんな時にアイディアが生まれますか
寝る直前、布団に入った時に、全く新しいアイディアを思い付いたりします。リラックスしているからでしょうか。
他には、喫茶店の座る場所によって、思い付くか付かないかが左右されたりします。どうやら視界にどんな景色が入るかがポイントみたいです。
4.作品へのこだわりがあれば教えてください
この作品は、とにかく男子中学生のリアリティにこだわりました。
作品を見た人が、自身の過去の甘酸っぱい経験に想いを馳せるような作品にしたいと思いました。
5.今回の作品で一番苦労した点を教えてください
編集です。撮影時はカット割りなどは全く決めず、ドキュメンタリー的な芝居を何回戦かやってもらっていました。編集時に、どんなカット割りで繋ぐのが良いか、どのアドリブを活かしてどれを省くとより面白くなるかなど、試行錯誤を繰り返してベストを探っていきました。
6.今後どのような作品を作っていきたいですか?
社会でリアルに起こる出来事に興味があります。そうした出来事のまわりで喜んだり悩んだりもがいたりしている人間の「欲」と、そこから生まれるドラマを描きたいです。
善人とも悪人とも言えない、グレーな「欲」をテーマにしたいです。
7.撮影現場について、スタッフ・キャストとのコミュニケーションはどのようにとっていますか?
映画は沢山の力が集結してこそ、想像を超えたものが出来上がったり、化学反応で奇跡が起きたりするものなので、皆でアイディアを出し合えるのが理想だと思っています。自分なりに相手の意見を汲み取ろうと努力しますが、もちろん衝突することもあります(笑)。監督としては、自分の感覚的な部分をきちんと言葉にして人に伝えられる技術をもっと身につけたいと思っています。
8.壁にぶつかった時の乗り越え方を教えてください
「絶対に何とかなる!」と信じ、よく眠るようにします。
そうすると不思議なことに、巨大な壁だと思っていたものが、実は大したことないと気付けたりするのです。
コメント
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天野監督のミセス・ノイズィ見ました。
米本さんの成長も見てきました!
とても自然に役に入ってる感じが本当に凄い。
フィガロの告白を見れてよかったです。
「ミセス·ノイズィ」の監督さんなんだ!
ちょうど観に行ったばかりだから嬉しい。
この作品も「ミセス·ノイズィ」も登場人物たちの姿や会話が
とても自然に描かれている。
今後、注目していきたい監督さんですね。
初恋の甘酸っぱさが味わえる作品。
ラストが秀逸!
男の子たちが本当の友達同士だからこそのリアル感なんだろうな。
見ていて自分の中学時代を思い出しました。
クラスの男子たちが女子がいないときに、こんな会話をしていた
んだと思うと可愛いさすら感じてしまいます。
最後がシュール過ぎ!
でも嫌いじゃない。
少年たちの髪型に時代を感じた。
何年くらい前に撮影されたんだろ。