映画『Motherhood』
プロデューサー:松本サキ
MC:東条 澪
Asst.:初愛ねんね
作品情報
萬野達郎(監督)
カリフォルニア州立大学ノースリッジ校映画制作学科を卒業。
日本に帰国後、歌舞伎俳優・市川海老蔵の映像作品や、
カナダ建国150周年記念番組を演出する傍ら、
インディペンデント映画監督としても精力的に活動。
優生保護法を題材にした短編映画「Motherhood」は、
国内外で20以上の映画祭に入選し、
Action on Film Festivalの最優秀外国作品賞をはじめ、数々の映画祭で賞に輝いた。
現在はソーシャル経済メディア「NewsPicks」の映像番組を演出している。
「Motherhood」
出演者
QUESTIONNAIRE
1.この映画を撮ったきっかけはなんですか?
大変お恥ずかしい話ですが、映画の企画を考えるまで、「優生保護法」という法律の存在を知りませんでした。この法律を初めて知った時、「こんな残酷な法律が、実際にこの日本で、しかも、1996年まで存在したなんて…。」と強い衝撃を受けました。そして、私が感じた衝撃を少しでも世界中の人々にも共有したいと強く思ったのが、映画を作るきっかけです。
2.影響を受けた作品・監督はいますか
デヴィッド・フィンチャーの「セブン」
3.普段どんな時にアイディアが生まれますか
インターネットや雑誌などでおもしろい記事を読んだ時。
4.作品へのこだわりがあれば教えてください
「優生保護法」という社会問題をテーマにしながらも、
タイムスリップというSF要素を掛け合わせることで、あまり道徳的になり過ぎず、
どんな視聴者にも見てもらえるような、良い意味で敷居の低い作品を目指しました。
5.今回の作品で一番苦労した点を教えてください
ロケーションを探すのには苦労しました。
作品の世界観に合うロケーションを探すために、プロデューサーと色んな場所にロケハンに行ったのですが、イメージに合う場所が見つからず大変でした。
6.今後どのような作品を作っていきたいですか
まだ人々に知られていない社会問題や出来事などを、美しい映像やストーリーを使って、伝えていければと思っています。
7.撮影現場について、スタッフ・キャストとのコミュニケーションはどのようにとっていますか。
できているかは分かりませんが、演技を褒めたり、映像に対しての良い感想を言葉にしたり、
「映画が良い方向に向かっている」という雰囲気は伝えるようにしています。
8.壁にぶつかった時の乗り越え方を教えてください
とりあえず寝てみたり、美味しいものを食べに行ったり、一旦壁のことを忘れてみます。
その後、自分ができることから少しずつ始めてみます。
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